【絵本】おつきさまこんばんは (ペコリ)
こんにちは ぺろしです。
昼間の月は、白くて薄くて不思議な感じがしますよね。1歳4ヶ月の息子は、夜の黄色い月も昼間の白い月も、三日月も満月も、みんな「月」だと理解しているみたいです。
今回は「おつきさま こんばんは」をレビューします。
裏表紙のひょうきんな おつきさま
「おつきさま こんばんは」はとても人気のある絵本ですよね。図書館の読み聞かせコーナーにも必ずあります。
暗い夜のなかに明るく優しく浮かぶおつきさまは、私も大好きなのですが…
息子はなかなか読む気になれず、裏表紙の舌を出しているおつきさまを見るだけでした。
表表紙「ねむねむねむ・・・」
↓ からの
裏表紙「べーー!」
いないいないばあの要領で、絵本をくるくるしながら何度も。中身は一切見ない(´・ω・`)
あることをきっかけに何度も読むように
絵本「くだものだもの」のおかげでお詫びのときに「ペコリ」というとお辞儀ができるようになってきた話を過去に書きました。
ちょうどその頃、お空におつきさまがあるのを発見した息子。
息子が指差しするたびに
「おつきさまだよ」
「おつきさま こんばんは。ペコリー。」
と教えていました。お詫び以外に、挨拶でも頭を下げることを知ってほしくて、絵本のタイトルをそのまま伝えていました。
すると、1歳4ヶ月にして なんと 絵本のページも開くように。
徐々に家のかげから登ってくるおつきさま。「あったあった」と指さします。
そして「おつきさま こんばんは」のページでペコリとお辞儀。
そのあと決まって外のほうを指さします。
「お空にも浮かんでいるね」って言いたいのだと思います。
初めて中身のページを読んだ日、
「もう一回読んで」を繰り返すこと13回。
13回 ι(˙◁˙ )/!
合間に別の本を読むでもなく連続で13回ですよ。図書館の読み聞かせコーナーで。気が済んだのかと思ったら、一度しまって別の「おつきさま こんばんは」をまた出してきましたからね。
そんなわけで「おつきさま こんばんは」は近頃、図書館に行ったら読む大好きな1冊になりました。
読み始めるきっかけはそれぞれ
0歳の頃は、絵本からモノの存在を知って、実際に見てみる、食べてみる。というパターンがほとんどでした。
でも1歳になって、実際に目で見て存在を知ったあとに絵本でも楽しむ、というパターンが出てきました。おつきさまやはたらくくるまがそうです。
前に見せても興味を示さなかったからといって、今興味がないわけではない。
親が勝手に「これは好きじゃないから」と読んであげる機会を取り上げてはいけないんだなと感じました。
これはきっと絵本に限ったことではなく、今後の子育てでも同じ。勝手に解釈して趣味嗜好や興味のあることを狭めないようにする。
そんなことを気づかせてくれた一冊となりました。
話が逸れてしまいましたが、内容は本当に良いです。夜の素敵さが滲み出ています。
おしまい!
おつきさまこんばんは―くつくつあるけのほん4 (福音館 あかちゃんの絵本)
- 作者: 林明子
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1986/06/20
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